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2013年05月16日(Thu) 【[病]魔法のクスリ】 「この薬がなくなる時 僕は消えられるんだ」 8分目のメモリ 綺麗な瓶 "僕"を失う為の魔法の薬 僕と薬が消えていく 「綺麗な色だろう？ もうこれが最後なんだ」 君の言葉は空虚を描いた 私は君に何もできないのだろうか *一日二回 口に含んで飲み込んで… この薬が亡くなる時 僕はどんな気持ちでいるんだろう* 今の気分はどんな感じ？ 「悲しい気持ちが80パーセント」 残りの20は何？ 「なんだろうね、早く消えたいのかもしれない」 君の涙は酸素に乾いた 私はそんな君を見守るだけ？ *4分目の魔法の薬 「もう半分もないんだな…」 「そもそも僕に生きる意味はある？」 「僕がいたって何も変わらないだろう…？」* 死にたいの？ 「わからない… 生きたくても死んでしまう それなら生きてたって…」 生きたいの？ 「わからない… …でも死んでしまうなら生きたいなんて思えない」 死にたくないんじゃないの？ 「わからない… 生きるって何？僕に術なんてないんだよ？」 君を強く抱き締めた "そんなこと言わないで 私の為に生きてみせてよ…" 「仕方ないだろう？もう薬は…」 "そんな薬、最初からなかった！ 全部夢だったの！ だから君はもう死なないの" "…ねぇ、生きよう？ 生きていても辛いよ、苦しいよ。 だけど…生きていこう？ 生きているだけ、それだけでいいの" "私は傍にいるから" 君は私が守るから …あ。 そうなのか…？ 僕は…死にたくなかったのか？ そう…なら 僕は君の為に生きていこう 生きて、生きて 君を幸せにしよう 誓ったのに。 「君は私が守るから」 紅のついた0分目の瓶が 僕の足元へ転がった。 [解説と追記] 01:31 ｺﾒﾝﾄ(1)/ﾄﾗﾊﾞ(0) [感想や意見] 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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