| 【携帯HPパーツはChip!!】 | 【枠なし表示】 |
【白い部屋】 朝を知らせに来る召使 眠たい目をこすりながら 右隣りで眠るはずの 貴方を確認する 「おはよう…」 その愛しい寝顔を そっと撫でる 『…おはよー…』 いつも寝起きは 不機嫌な貴方 「頭…ぐしゃぐしゃよ？」 いつもと変らない会話 そんな事をしていると いつも邪魔が入る… 「検診の時間です…」 ほらね…？ パパが心配性なの… 毎朝必ず、私専用の ドクターが私を調べる 「待っててね？」 少し心配そうに 問い掛ける私に そっと微笑む貴方 検診は嫌い 貴方と居られないから ドクターは、時々嫌がって 暴れる私を縄で縛って ベッドにくくり付けるの でも、部屋に戻れば 大丈夫 貴方が居るから… 長い検診も終わって やっと貴方に会える 部屋に戻ると 貴方の姿が無い 一気に不安になる 気持ちが悪い 頭が痛い 「…何処っ？何処なの？」 ベッドの中 クローゼット 何処にも貴方が居ない 床に崩れ落ちる 貴方が居ない 私は一人 寂しい 怖い 憎い 『ごめん…』 『もう無理なんだ』 『俺…他に…』 何？何なの？ 頭の中で流れる映像 貴方はそんな事言わない 私を一人にしない 「…いやっ、いやーー！！」 そんな私の背中に 暖かくて懐かしい温もり 驚いて振り向くと そこには愛しい貴方 泣きじゃくる私を 貴方は優しく抱き締める 「何処に行ってたのっ？」 『ごめんね？驚かせようと思って』 意地悪に笑う貴方 「もう…」 少しすねながらも 安心している私 「何処にも行かないで？」 『何処にも行かない。ずっと側にいるよ』 貴方の優しい笑顔と言葉に 胸がいっぱいになる 私達はいつも ベッドに寄り添いながら 話をする 右隣りには貴方 「ねぇーまた花火見たい！」 『また来年も行こうな！』 いつもの優しい 笑顔で答える貴方なのに 少し不安な気持ちになった きっと、頭痛のせい 消灯時間を知らせる召使 「お薬です…」 パパが健康の為と 毎日飲ますの… 「まだ眠くないの…」 『俺が側にいるだろ？』 優しく私の頭を撫でる 一日甘い時間を過ごした せいだろうか 頭がぐらぐらする 『おやすみ』 貴方に抱き締められ クラクラする意識の中 私はこんな夢を見た 「あの患者さん何なんですか？」 「いつもの事よ！」 「いつも、あぁやって一日中一人で話してるんですか？」 「そう！私の事なんて、召使さんって呼ぶのよっ」 「えぇー！それにしても、あの患者さんが呼ぶ人って、誰なんでしょう？」 「彼氏さんだった人らしいよ？フラれたショックで、あぁなったって聞いてる！」 「可哀相に…よっぽど好きだったんでしょうね…？」 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
友達に教える ﾌﾞﾛｸﾞ[編集][作成] ひまつぶしめにゅ～ by 凸ﾘｱﾙ Chip!!ﾌﾞﾛｸﾞ作成/ﾎﾑﾍﾟ/ﾒﾙﾎﾞ |