2011年03月07日(Mon)
【u.s.s.ETERNAL VISION LOG.】
同志社大を卒業して大和証券に入社した"ようこ"のエピソード
高いサラリーが売りのはずの一流証券会社で、売り上げをあげるために働いて。
平均株価が一万円割れに、ようこの顧客にも、証券がただの紙切れになったりして
朝、出社するとき、ようこはしょっちゅう吐き気でつらそうにしていた。
そのうえ、ボーナスは大幅カットのまま
そんなこと続けたら、人が悪くなる
大和証券を辞めたようこは不安だったろうけど納得していたろう。
どんなに立派な企業で、いいポストにあったとしても
そのためにいい大学に行って経済学を勉強したとしても
自分にそなわっているセンスとは相容れないもののために、必死に耐えていくのが社会人だとすればそれはナンセンスだと思う。
それからすぐにようこは、たまたま紹介された派遣会社から、近所のドコモショップのスタッフの仕事をはじめて
『こんな楽な仕事でお金もらえるなんていいのかしら。』
などと言って、スタッフとして必要な試験を、あっと言う間にすべて一発合格していった。
ただ一流会社を辞めたことを情けないと言う人たちもいたし、派遣会社にはピンハネされるわ大変なことはあたりまえにあっただったろう。
そうして、ようこらしく仕事をしていくうちに、大和証券と同様、上司から期待されるようになるし
ようこの勤めるドコモショップの代表として、ドコモの主催する、お客様との応対技術を競うコンテストに出るように命じられると
２０１０年の、京都大会で、つづけて関西大会で、見事にグランプリ。関西地区のドコモショップスタッフ、４４００人の頂点
"マイスター２０１０"に表彰され
２０１１年の３月、東京で行われる全国の各地域のマイスターによる全国大会に、関西にあるドコモショップすべての代表として、大きくなった期待に、多くの知識と技術を覚えなきゃならない。
幕張メッセで開かれた全国大会
三万人以上のドコモスタッフの頂点をと、ようこに次々とドコモの偉いひとたちが現れて、プレッシャーも応援団もおおごとで
ようこはその全国大会で
準グランプリに選ばれた。
その瞬間、関西からの応援団のひとたちが、ようこの準グランプリに感動して泣いている
ようこは、自分のために、こんなに喜んで泣いてくれることに驚いて泣いてしまった。
『宮部さん、万歳！』
ドコモ関西の取締役がさけび
『宮部さん、万歳！』
と、関西代表を誇るようにドコモの偉いひとが順番に大きく叫けぶ
『宮部さん、万歳！』
そしてようこの努力を見ていたドコモショップの店長の祝福。
素晴らしい瞬間を経験したようこは幸せで、特別だ。
全国大会のファイナリストたちはそのあと
ディズニーリゾートのホテルミラコスタに泊まって祝賀会
ドコモの社長からは
一般人では、まず入ることはできない、わずかな会員のみ利用できるディズニーランド内の
"クラブ３３"
ミッキーミニーに祝福されて社長と同じテーブルでディナー。
これは特別にお洒落なご褒美だ。おなじ経験ができるひとは一握りしかないプレミアな場所を用意するとはこりゃいいセンスだ。
大和証券をすっぱりやめて、選んだ続きに、おおきなご褒美で答えがあったね。
そして、ひとつでっかいことをやり遂げた、ようこの内面に起きる精神的な成長は、これからもそれ以上のステージでやり遂げていける強さを保証するものになる。
いゃいゃいい時に証券会社やめてよかった。
今後証券会社がどんなことになっていっても、この言葉は確かな答えになったね。
おめでとう、ようこ。さすがYas｡の彼女だ。
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